ヴァンパイア連邦共和国

標茶町(しべちゃちょう)ヴァンパイア協会です。

2022-02-01から1ヶ月間の記事一覧

ロートの配信(10)

※引き継ぎ、語り手はロートです。 ふと目を覚ますと、私は牢屋のなかにいました。 ロープで身体を縛られています。 私の隣には、二十代後半くらいの女性も、私と同じように縛られていました。 この女性が、のちにロート暮らすことなる、ミサトさんです。 も…

ロートの配信(8)

こんにちは。 ヴァンパイア系Vライバー、ロート・ハールです。 語り手がミサトさんからロートに移ります。 えっと、このとき、まだロートは大人の姿でした。 こんな感じでしたね。 のちに、黒魔術をかけられたことが原因で、永遠の12歳になっちゃうんです…

ロート・ハールの配信(9)

※語り手は再びロートです。 こんばんは。 ヴァンパイア系Vライバー、ロート・ハールです。 ホテルの一室にて、ロートが1人で乙女ゲームをしていると、玄関のドアをノックする音がしました。 鍵穴から覗いてみると、ホテルのスタッフらしきスーツを着た男性が…

ロート・ハールの配信(7)

※引き続き、語り手はミサトさんです。 「はぁ……」 履歴書を書き、落ちるであろう面接を受けるという、いつものルーティンを終わらせた私は、帰宅後すぐにアプリを開きました。 もちろん、『ヴァンパイア連邦共和国 公式アプリ 血の光』です。 ほかに何を開く…

ロート・ハールの配信(6)

※引き継ぎ語り手はミサトさんです。 『ミサトさん、こんにちは』 そう挨拶してきたのは、黒を基調としたセクシーなコスチュームに身を包んだ、赤い眼球に白いショートヘアの人物でした。 (一体、この人は何者なんだろ?) 『ミサトさん。もしかして、マイク…

ロート・ハールの配信(5)

※引き継ぎ語り手はミサトです。 『こんばんは。人間のミサトさん』 そう話すのは、写真にあるような、甲冑(かっちゅう)とローブと服で完全に身を隠した人物でした。 『なぜ私がミサトさんの名前を知っているのかと、疑問に思われた事でしょう』 (ヤバイ!…